豆腐のブログ(プロの発達障害者です)

アスペルガー当事者です。発達障害と全く関係無い話題から当事者の観点まで「ざっくり」書くつもりです。

豆腐版桃太郎。

こんな桃太郎はどうなんだろう?と考えたら思いついたので書いてみます。

特に昔でもない現代、とあるダムの上流から流された、桃太郎が中に入ってた桃は勢いが凄かったのでおばあさんは取るに取れませんでした。桃太郎は海まで流されたところを海上保安庁の巡視船に助けてもらい、後日おばあさんのところに出向いて「ちゃんと拾えや!」とツッコミました。
桃太郎の成長していく過程は全てナレーション処理され、桃太郎はナレーション中に桃太郎とすでに名前をつけられたことを知りました。ネーミングセンスの酷さに不満でしたが都合の悪いところは編集で全てカットされました。ナレーション終わりに桃太郎は青年役の人と交代しました。
青年役の桃太郎は特に面識の無いおじいさんとおばあさんから「きびだんごあげるから鬼退治行ってこい」と言われました。桃太郎は「これがブラック企業か…」と嘆きました。完全にやる気の無かった桃太郎ですが、おじいさんとおばあさんから「岡山のスーパースターの金元寿子のサインをネットオークションで落札したから鬼退治したらサイン色紙やるわ」と言われた桃太郎はやる気になりました、意外とチョロいです。
旅の途中、桃太郎はきびだんごを食べながら犬、猿、雉をお供につれていった方が良いとGoogle検索で知りましたが動物虐待だと炎上するのが見えていたのでもっとマシなのを探しました。そのうち桃太郎はお腹が痛くなりました。おばあさん手作りのきびだんごにノロウイルスがついてて桃太郎は食中毒にかかってしまいました。時間のロスですが、編集でカットされました。
桃太郎は同業者の金太郎や浦島太郎とLINEで連絡を取りましたが返事がありません。
ユーチューバーの金太郎は斧より便利なチェーンソーを大層気に入りましたが、調子にのった金太郎は配達業者相手にチェーンソーを振り回した動画をネットにあげて警察に捕まっていました。
漁師とアフェリエイターの二足のわらじを履く浦島太郎はちょうど遠洋漁業のシーズン中でLINEどころではありませんでした。
警察や自衛隊を動かせるほど権力や口利きのコネも無い桃太郎は仕方なくひとりで鬼ヶ島に向かいました。モーターボートは経費で落とせなかったので、自腹で買いました。桃太郎は泣きました。
鬼ヶ島に着いた桃太郎は驚きました。誰一人いないのです。実は桃太郎が鬼ヶ島に着く数日前、鬼ヶ島は鬼達を働かせ過ぎて鬼の一人が自殺してしまい鬼ヶ島に強制捜査が入りました。鬼十訓を掲げてないのに鬼繋がりという勘違いからとばっちりを受け、鬼ヶ島はすでに壊滅してました。総選挙対策のために露骨な好感度稼ぎに走った内閣は過労自殺は許さないと言った裏で強制捜査を指示し、好感度アピールが成功した内閣の支持率は急上昇し次回の総選挙で与党は大勝しました。

閉塞感に押し潰され、自身の人生を悲観した桃太郎は全てを諦めきってしまい、残りの人生を日雇いとネットカフェ生活で過ごしました。今のご時世にヒーローなんて要らなかったのでした。

おじいさんとおばあさんが3000円で落札した金元寿子のサインはニセモノでした。高齢者のネット知識では仕方ありません。おじいさんとおばあさんは桃太郎のことを完全に忘れてました。